晴れ上がった青空の絶好のラグビー日和の元、第20回九州ジュニアラグビー大会が、湯布院スポーツセンターで開催され、8月のセレクションを経て選抜された中学生チームが出場した。
前日の1回戦で、宮崎県を相手にわずかに2ゴール差という厳しい勝負を演じ、続く2回戦の大分戦も、持てる力は発揮できずに、なんとか勝ち上がってきた福岡県。
決勝は今年もライバル長崎との対戦。
福岡は、キックオフ早々から昨日のうっ憤を晴らすかのように躍動し、グラウンドの端から端まで大きくボールを動かす、福岡らしいランニングラグビーを展開。
守っても一人ひとりが鋭いタックルを繰り返し、長崎の前進を許さず、ポゼッションもテリトリーも圧倒して支配したまま、ノートライに押さえて前半が終了。
後半に入って、長崎の勢いが増し、パスミスのこぼれ球を拾われて一気に駆け抜けられたトライをはじめ3つインゴールを明け渡したが、崩されきっての被トライはなく、追いつかれることのないままダブルスコア以上の差をつけて完勝。
優勝に花を添えた。
ゲームをリードした大川主将は試合後
「福岡はずっと強いチームだったので、キャプテンとして少し肩の荷が重かったですけど
、優勝できて良かったです。
ほっとしています。
練習の時からみんなで楽しくラグビーができていて、この大会でも楽しくやれてよかったです。
宮崎戦では、いい経験をさせてもらいました。
宮崎の選手たちの想いを背負ってこれからしっかりと戦っていきます。
とにかく走りまくることを主体にしてやってきて、ある程度はできたと思いますが、まだまだ低さや激しさが足りないし、ボールがないところでの働きかけとかも上げていかないと、と思うので、もっともっと練習します。
優勝目指してがんばり
ます」
と力強く語った。